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(1-2) 動詞に s[es] をつけるかつけないか

動詞には「s[es]」がつくものとつかないものがある。
例えば、以下の文章を見てほしい。

  1. He is Tom. (彼はトムです。)
  2. He plays tennis.(彼はテニスをします。)
  3. I play soccer.(私はサッカーをします。)
  4. I'm from Toyota.(私は豊田市出身です。)
  5. Yumiko goes to School.(ゆみこは学校へ行きます。)

(1) (4) の「is」「am」はbe動詞なので「s」はつかないことはわかると思う。
では「s」がつく (2) と (1) の違いは何なのか?また、 (5) のように「es」になるパターンは何なのか?

一般動詞に s[es] をつけるかつけないか

英語では文章の流れによって動詞に「s」をつけるかつけないかが変わるのである。
なぜ「s」をつけるのかって?それは歴史的経緯であって、特に意味はない…。「こんなレガシー言語やってられるかよ」と思っただろうか。実際日本語も結構アレなので文句は言えない。 正直「s」のつけ方を間違えたところで意味が通じないことはないのだが、間違えていると恥ずかしいし、あとで疑問文や否定文が出てきた時に「あれ?なんでこうなるわけ?」と訳わからなくなるので覚えておこう。

ポイントは「s」をつけるパターンのみ押さえておき、それ以外はつけないと覚えよう。ちなみにbe動詞には「s」がつかない。
以下、一般動詞に「s」をつける場合のルールである。

  • 主語が三人称である(IやYouは違う)
  • 主語が単数である(WeやTheyは複数なので違う)
  • 文が現在形である
  • 肯定文である

上記の全ての条件を満たすときにsをつける

である。プログラマならこの複雑なルールに「sをつけるかつけないかどっちかに統一しろよ!」とキレそうになると思うが、ここは我慢して覚えるしかない。
覚え方は「3・単・現(サンタンゲン) の s(エス)」である。授業で聞いたことがあると思う。

さて、ここは問題を解きながら無理矢理にでも覚えよう。
以下のカッコの中に「s」が入るか入らないか分かるだろうか?

  1. You play( ) tennis.(あなたはテニスをします。)
  2. My Sister play( ) tennis.(私の妹はテニスをします。)
  3. She play( ) tennis.(彼女はテニスをします。)
  4. Bob and Tom play( ) tennis.(ボブとトムはテニスをします。)
  5. I played( ) tennis.(私はテニスをしました。)

(1)は一人称なので「s」はつかない。(2)と(3)は三人称なので「s」がつく。(4)は三人称だが複数形なので「s」はつかない。(5)は過去形なので「s」はつかない。
なんとなくわかってきただろうか。

Tips
ちなみに、複数形の「s」と三単現の「s」は違う。
例えば「dog」が複数形になると「dogs」になるのはわかると思うが、これは名詞に「s」がつくのであって三単現のように動詞に「s」がつくわけではない。まったく別物なので混乱しないように。

「s」はどういう場合に「es」となるか

三単現は動詞によって「s」だったり「es」だったりするが、どういう場合に「s」でどういう場合に「es」なのか。
これはやっていくうちになんとなく覚えていくと思うのでこの時点でしっかり覚えなくても良いと思う。
ただ、一応ルールがあるのでサラリと見ておこう。

  • ほとんどの動詞は「s」になる。
  • plays, knows, drinks ...など
  • 動詞が「s」「o」「x」「sh」「ch」で終わる時には「es」をつける。
  • goes, passes, touches ...など
  • 動詞が「子音字+y」で終わる時にはyをiに変えて「es」をつける。
  • studies, tries, cries ...など
  • 例外として「have」の場合は「has」になる。

ちょっと頭が痛くなったかもしれない。
これは上記パターンを覚えるというより、動詞に「s」をつけたときの感覚で覚えるほうが楽な気がする。
例えば「pass(パス)」にそのまま「s」をつけると「passs(パスス...)」となってしまい発音しづらい。「passes(パスィズ)」となれば自然だ。「go(ゴー)」もそのまま「s」をつけると「gos(ゴス...)」になってしまい違和感がある。「goes(ゴウズ)」なら自然だ。このように動詞に「s」をつけて発音してみて違和感あったら「s」じゃなくて「es」つける、くらいの感覚でも良いと思う。
ただし、「study」→「studies」みたいな変形パターンだけ気をつけよう。
まあここは今ガチガチに覚えなくても良い。